強く楽しく「生きる」

 

 

 

 

 1年前の今日、私は死にかけました。

 

 

自分の平凡な人生の中でもかなりインパクトのあることだったはずなのに、

 

人間というのは不思議なもので。

 

意外と全然覚えてなかったりするし、今更思い出すと多少脚色されちゃってるかもしれない。

 

それでも、約1年経った今だからこその言葉で、あの時のことを残しておこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

大学の新歓でロードバイクに初めて乗ったのだけど、急で長い坂に差し掛かった時に、ブレーキをうまくかけられなくて急降下し、曲がり角のガードレールに激突。

 

 

車に轢かれたわけでもない。

 

誰かに押されたわけでもない。

 

何もかも自分でやらかしてしまったこと。

 

 

結局、首・鎖骨・背骨・肋骨を骨折していた。

 

背骨に関しては、あと数ミリずれていたら、神経を傷つけてしまい半身不随あるいは麻痺ということも容易にあり得る状況だった。

 

 

 

あーとんでもないことになってるなと、目覚めた瞬間に把握した。

 

 

 

 

 

ギリギリのところで長い受験生活を終え、晴れて大学生。

 

今までとはあまりに違う環境。

 

若干の息苦しさはあるものの、初めだからと割り切っていたし、私なら人見知りも特にしないし、何とかなるでしょ、と思っていた。

 

でも、自分でも気付かぬうちに「大学生」に疲れていたのかもしれない。

 

毎日何してんだろうって思いながら生活してて、ちゃんと自分の足で立ってなかったのかもしれない。

 

 

だから、ケガして入院して休めることにどこかほっとしてた自分もいて。

 

あのままフワフワしたまま生活していたら、どっちにしろ気持ちの面で爆発してたんじゃないかなって思う。

 

 

ちなみに怪我した日の私↓

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 (こんなんでツイートしてたとかどんだけツイ廃なのって話w)

 

 

 

 

 

 

「自分で何にもできないことが想像以上にキツイということ」

 

 

寝返りをする

着替える

トイレに行く

歯磨きをする

ご飯を食べる

水を飲む

シャワーを浴びる………………

 

自分一人でやるようなことが何一つとしてできない。

 

これがほんっっっっとに辛かった。

 

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でもだからこそ、事故後初めて立って歩いてトイレに行けたことや、一人でシャワーを浴びれるようになったこと、ほかにも沢山。

 

当たり前のことがまたできるようになる喜びをものすごく感じることができた。

 

骨が物理的にくっついたりするのはやっぱり時間かかるけど、そういう一つ一つできるようになる喜びが私の心の元気を取り戻してくれた気がするな。

 

 

 

 

「周りの人に助けられながら生きているということ」

 

 

本当にありがたいことに、毎日のように誰かしらが会いに来てくれた。

 

家族も高校の時の友達もついこの間知り合ったばかりの大学の友達も。

 

 

こんなにも私のことを気にかけてくれる人が存在するんだなぁ

 

私って存在意義あるかもしれないなぁ

 

もしあの時死んでいたら気付けなかったことが今知れている。

 

そんなことに喜びを感じた。

 

 

あと、Twitterのフォロワーさんがこんな私に沢山の応援励ましのメッセージを送ってくれた。

 

名前も知らないどっかの誰かにこんなにも温かい言葉をかけてくれるものかとさえ思った。

 

でも、本当に嬉しかった。

 

NEWSが好き手越くんが好きということだけで、いや、そんな素敵な共通点があるからこそ出会えた皆さんからの優しい言葉が本当に嬉しかった。

 

 

 

この一か月、正直なところ周りのひとの力を借りずには生活できなかった。

 

 

でもだからこそ、そういう存在がいるということを当たり前に思わずに、感謝しながら生きていこうと思えた。

 

本当に、ありがとう。

 

 

 

 

「NEWSの存在」

 

 彼氏もいなければ好きな人もいない。

 

でも私には大好きなアイドル、NEWSがいる。

 

NEWSを好きでいること、NEWSを応援するということが計り知れないほどの活力になった。

 

やっぱり「好き」という感情はひとを強くさせる。

 

 

当時NEWSはWORLDISTAツアーの真っ最中。

 

土日になるとレポを誰よりも早く待機し、病室で一人にやにやしていた。

 

 

イッテQを観て爆笑していたら看護師さんが丁度様子を見に来ていてはずかしい思いをしたこともあった。

 

 

5月に入って、シングル発売のお知らせが飛び込んできたときは、思わずベッドから飛び降りそうにもなった。(飛ぶな危険)

 

 

そして、何よりもの喜びは、5月18日に退院できたということだ。

 

おかげで、なんとか19日のさいたま公演に参戦することができた。

 

 

正直なところ、医師からはやめておいたほうが良い、おそらく無理だろうと言われていて、何度も生きる意味を失いかけた。

 

もちろん、親にもものすごく心配させてしまったと思う。

 

でも、最後にはこんなLINEを送ってくれた。

 

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退院した次の日にLIVEに行くなんて、普通に考えたらおかしい。

 

歩くのもしんどい、ずっと立ってもいられない、結局LIVE中はほとんど座ってた。

 

 

それでもやっぱり行ってよかった。

 

会いに行ってよかった。

 

 

これからケガと共に生きていく糧を、有り余るほど受け取ることができた。

 

本当に、ありがとう。

 

 

 

 

 

 

退院した後こそ、しんどかったかもしれない。

 

自分一人でやらなければいけないことが急に増えた。

 

夏のコルセットが本当に暑い。

 

服の上から着けなければならず、周りの好奇の目がものすごく痛い。

 

そもそも、背骨がくっついておらず単純に痛い。

 

ずっとベッドの上だったからか、体力がない。

 

大学での勉強は一か月のブランクがある。

 

周りがすでに関係を構築していてなかなか入っていけない。

 

等々

 

あまりに多い試練にさすがに滅入ってしまった。

 

人知れず夜に一人泣いたりもした。

 

 

(クローバーの加藤さんのパートを聴いて涙が止まらなかった)

 

 

 

それでも必死に生きた。

 

当たり前のように普通に生活してる人たちと同じくらい、いやそれよりもっともっと楽しく生きてやる!と思った。

 

 

 

 

 

自分のことは未だに好きにはなれないけれど、この一年間、強く楽しく生きた自分のことは、ぎゅーっと抱きしめてやりたい。

 

 

 

 

 

1年経った今、こんなことになっちゃって、めっちゃ楽しい!とは正直思えないけど、こういう時だからこそ、当時必死に生きてた自分を思い出して、

 

”生まれた日から今日までの”私を糧に、

 

がむしゃらに生きる。

 

 

そう誓った4月14日になりました。

 

 

 

 

 

最後に、NEWS大好き!!!!